第43回キャリアアップ研修(再生時間:97分08秒)

研修委員からのコメント
現在、世界の電子機器はIoT技術の急速な進化により、冷蔵庫やエアコンなどの家電に至るまでコネクテッド(Connected:常時インターネットに接続する)化を遂げています。知財の世界においても対象の技術を使わない製品はマーケットでは売れないため、標準必須特許を巡る訴訟を含めた動きがさらに活発になっています。
タイトルは「標準必須特許」ですが、欧州特許法のトピックスにも触れています。ドイツ自動車業界で最近訴訟となった標準必須特許を巡る裁判の動向のほか、ブレグジット(イギリスの欧州連合離脱)下でのEUトピックスについて紹介されており1級検定(特許)受検者には、標準必須特許(SEP)と欧州特許法を学ぶ絶好の機会となリます。特に欧州で特許を取得している企業の知財部門の方は、下記トピックスが始まる54分以降の講義からまずご覧ください。
- ドイツの特許法が改正されることについて
- EUの統一特許裁判所(UPC)の動きについて
- 変わりゆく環境にどのように対応し、何を備えておけば良いかについて
知的財産管理技能士会 研修委員
研修概要
『ドイツにおける標準必須特許を巡る動向と対応』
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収録日 | 2021年1月28日(知財研セミナーを収録) 詳細:https://www.iip.or.jp/seminar/seminar210128.htmll |
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概要 |
1)Introduction of SEP litigation in Germany (focusing on the decision of German Supreme Court) 2)hot topics, in Germany, related to SEP (focusing on the revision of German Patent Act) 3) How does 1) and 2) affect, and what shall we do for it? |
講師
Tobias Wuttke(トビアス・ヴトゥケ) 氏
マイスナーボルテ(ドイツ弁護士・産業財産権法専門弁護士)
トビアス・ヴトゥケ氏は、ドイツの知財法律事務所においてトップ5に入るマイスナーボルテで、訴訟部門を率いている。数年間ドイツ連邦最高裁判所裁判長Dr. Bornkamm教授(知的財産部)の助手をつとめた経験をもつ。彼は、年間40件を超える特許訴訟事件を担当し、特に国境をまたがる訴訟に注力している。担当する事件には日本企業が関係するものも多い。トビアス・ヴトゥケ氏は、世界有数の知財ビジネスメディアIAMにおいて、特許権侵害訴訟における第1級の弁護士として評価されている(Who’sWho Patents 2019, IAM 2019, IP Stars Patents 2019)。また、ドイツにおける有力な判事(デュッセルドルフ控訴裁判所のKühnen裁判長、ミュンヘン地方裁判所のZigann裁判長など)たちとの会合の場も頻繁に設けている。
研修動画概要
【動画視聴】配信概要
配信日時 | 2021年3月15日~2021年8月31日 |
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受講資格 | 知的財産管理技能士会の会員 |
視聴方法 |
各動画に動画視聴パスワードを入力して視聴 |
動画視聴 パスワード |
動画視聴パスワードは会員専用マイページに掲載しています。 ハンドアウトの閲覧の際のパスワードも、動画視聴パスワードと同じです。 動画視聴パスワードは配信期間中に更新される場合があります。最新のパスワードはマイページにてご確認ください。 |
受講料 | 無料 |
配信方法 | Vimeo(ヴィメオ)による動画配信 |
お問い合わせ先
研修に関するお問い合わせは、下記のフォームをご利用ください。 |