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「ネット時代のクリエイターやミュージシャンが得する権利や著作権の本」

著者:杉本 善徳
出版社:シンコーミュージック
出版日:2017年4月

ネット時代のクリエイターの権利とは

ご自身のアーティスト活動他、アニメ・ゲーム・各種プロデュース等々……活動領域が多岐に渡るミュージシャン、杉本善徳さんが聞き手となって、ネット時代に即した権利・著作権を紐解く本です。

最前線で活躍されていらっしゃるミュージシャンですので、内容が非常に具体的で現場に即したものになっています。
例えば…
・キティちゃんのギターは?
・ワゴンセール100円のCDは、どこからお金が入る?
・ツイキャスで歌ってみたは?
・ストリートライブでカバー曲をやった場合は?
・バンドのメンバーに譜面データをメールする場合は?
……等々、音楽に携わっている人間からすると、素朴かつ直面しがちな問題の数々の答えがここに書かれてあります。

また、アーティスト契約書やレコーディング契約書も例示してあり、どこの項目を注意すべきかの解説付きです。 こちらも実際に契約するにあたって、間違いなく参考になるはずですね。

ビズネスまでもコントロールしている欧米のミュージシャンと違って、日本のミュージシャンは「嫌儲」というか、クリエイティブだけを行ってれば良いやとなりがちですが、ネット時代になり原盤制作含め、自分でぜんぶやってしまうアーティストも増えてきているので、ライツマネージメント含めたプロデュース能力は必要とされています。

そうした時代に、このような実践的な本が出てきたことは、画期的だと思います。

評者:高達 俊之
コウダテ株式会社 代表取締役

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